かわさきジャズ 公式ブログ

2020年11月03日

昨年の台風中止の分まで応援、「京急川崎ステーションバル」

「京急川崎ステーションバル」は、新型コロナの影響により規模を縮小、恒例のホーム上でのジャズ演奏も今年は無くなり、10月24日(土)、25日(日)つつましく開催された。台風接近により前日中止を余儀なくされ、自分のことのように無念だった昨年。今年も応援しないわけにはいかない。そんな感情も重なって、取材に名乗りを挙げたのだ。

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京急川崎駅とJR川崎駅は信号を曲がってすぐそこ。しかし横浜駅であえて京浜急行に乗り換え、文字通り電車で駅に乗り込んでみる。最大300名の人数制限がかかっていたが、午後3時すんなり入れる。

母は入口の生ビール。私も駆けつけ一杯、生をいただく。もちろん川崎の姉妹都市、須坂の生りんごジュースである。そして売店前の丸テーブルで、イカリングとまるで鶏の唐揚げのようなまぐろのほほ肉竜田揚げを頬張り、しばし立飲み。席が空いたのを見計らって電車内へ移動。横長の座席に長テーブルを設置、移動式ついたてでテーブルを仕切る方式だ。見渡すと通常の広告は外され、一面に貼られた“けいきゅん”のポスターを眺めながら「かわさきジャズ2020」キーアーティスト荒井伝太のアルバムを聴いていると、クリスマス電車の構想が頭に浮かんだ。BGMはもちろん、ナット・キング・コールの「Chestnuts roasting on an open fire」のヘビロテで決まり。花見電車なら? 最近、和楽器によるジャズ演奏が盛んだし‥‥と勝手に妄想。生活の必需品である電車が使い方によっては遊び道具に変身するのが非日常的で愉快だ。

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そんな間に母はまぐろの小頭フライと白ワインを連れて戻って来た。鶏ささみに似た姿だがジューシーで柔らかくマヨネーズがピッタリ。同じまぐろの頭でも部位によってこんなに違うのか。小腹を満たし、座席に根っこが生える前に店舗を一巡。市内のお店同士が連携する餃子舗の会は、餃子を川崎名物にしたいそうだ。“ビール飲み比べ4点セット”は個性的な味を揃える。京急ストア提供“俺のおつまみ三点盛り”は人気で品切れ。そして京急電車の箱に入った定番弁当は、子どもが一度は立ち止まる。


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目の前で調理される唐揚げや餃子に、ここはホーム上では?と一瞬戸惑うほど、屋台の臨場感はそのままだ。そしてたこ焼き、焼きそば、まぐろ三崎いなりなどほとんどが500円以下。当初はラフな姿が多かった車内も、いつしかスーツやコート姿がちらほら。そろそろ帰宅ラッシュに突入だ。

偶然立ち寄りバルを見つけたという親子。イベントが軒並み中止となった昨今、インタビューに答えるのも待ちきれないと母親の手を引き楽しそうに動き回る少年の姿がとても懐かしく、微笑ましく、そして嬉しく映った。

(Text:Nanaka Sakai / かわさきジャズ公認レポーター)


◎イベント情報
「第4回 京急川崎ステーションバル」
日時:2020年10月24日(土)〜25日(日)
会場:京急川崎駅1番線・2番線ホーム
入場無料
posted by kawasakijazz at 10:51| Comment(0) | レポート2020
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