川崎市民プラザは川崎市民のため作られた施設で、温水プールや劇場、会議室などがあり、ジャズのメロディーが流れると、会場は多くの家族連れなどが盛り上がっていました。

14時に登場したTFS Bandは全5曲を披露。「聖者の行進」はディキシーランド・ジャズの代表曲として知られるアメリカ民謡で、バンドセットによる軽快な雰囲気で演奏されました。そして、2曲目は川崎市民にとってはごみ収集車から流れるメロディーとしてもおなじみの「好きです かわさき 愛の街」をパフォーマンス。3曲目の「ケセラセラ」は、ヒッチコックの『知りすぎた男』のテーマ曲で、ドレスデンが1950年代アメリカポップスとして歌った曲。そして『王様と私』の主題歌として知られるコール・ポッターの名曲「ナイトアンドディ」、リー・モーガン「キャンディー」が披露されました。
文・山下靖子(かわさきジャズ公認レポーター)
写真・Taku Watanabe